2013年4月12日

我が王


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今回は、大型の老兵と小型だがすばしっこい王子を見つけた。

いよいよ一気に押し寄せてきそうな予感がしてきた。

我がロマン、我が王、我がトウヨウホモラ…。










2013年4月11日

トウヨウを創作


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はっきりと説明できない味わい深さというものが一番難しいものだ。

見たいものは人それぞ違うし、撮りたい写真もそれぞれ違う。

ましてや、撮った写真の伝わり方も違っていてそれがまたいいのだが、私が伝えたい事は全く違っている。


味わい深いモノを味わい深く撮って、見る人全てにぶちまけてみたい。。。






2012年4月16日

老いた王様


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ホモラ科 ホモラ属 トウヨウホモラ 甲幅:50mm 水深:38m



老いた王様は、カナアミカラマツを背負い、暗闇を歩いていた。

体には、様々な寄生物をつけ、トウヨウホモラ特有の素早さはなかった。

果して返り咲けるのか!?今後の繁殖シーズンが愉しみである。






2012年3月27日

狙い通りは嬉しい…。



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ホモラ科 ホモラ属 トウヨウホモラ 甲幅:30mm 水深:41m




題名にもしたように狙い通りは嬉しいものだ。

先週、ウミウチワに引っかかってた抜け殻を見つけた時に『そろそろだな…。』と思った。


海中は、この海らしい春濁りの緑色で、鼻水のような浮遊物が視界を遮る。

棲みついていそうな岩穴を一つずつ強力な水中ライトで照らして捜していく。


そしてその灯りに驚いて素早く逃げていくトウヨウホモラを発見した。

不思議な事に、散歩中だったのか日頃は見え難い岩の裏に隠れ棲んでいるのに、今回は出ていた。

此方を窺いながら、挙動不審に身を揺らしながら立ち止まった。

神々しい姿で、私を見下ろす。やはり甲王のオーラを纏っている。



今年は、いつもと違う写真を思い描いているので、もう少し透明度が上がる事を願っている。








2011年5月18日

気合い走る。

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ホモラ科 ホモラ属 トウヨウホモラ 甲幅:30mm 水深40m



浮遊物目立つ緑の海を泳いで約10分。発見するは、必死に走るこのトウヨウホモラ。

白い土煙りを上げた。岩陰に隠れ、ひた走り、高い所に登り、一休み…



トウヨウホモラは自分がどれだけ勇ましいかを知っているのだろうか?

トウヨウホモラは自分がどれだけ魅力的な存在か知っているのだろうか?



思い出の向こうから一匹の甲王が走ってくる。

それは私が、初めて見つけた美しいソフトコーラルを背にした甲王だった。

私の未熟な腕では、この甲王の千分の一の魅力を引き出すことはできなかった。

しかし私はこの甲王をいつまでも心に留めておきたい。

そして、この甲王を撮ってやろう、などと思っていた事を高慢に感じた。

『甲王の撮らせてもらおう。』と思うのだった。


私はわき役で十分…っと、気合いが走っている。





2011年5月16日

いつだって 甲殻類。

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ホモラ科 ホモラ属 トウヨウホモラ 甲幅:20mm 水深:35m


今年は特に数が多い。そして観察出来る期間が長い。例年産卵の為かある場所に屯し、

ウミウチワなどの高い場所で脱皮をしてその姿をくらます…がこのトウヨウホモラのはず。

にもかかわらず今年は様々な場所で、様々な大きさで、私を魅了してくれる。その姿は

偉大で、でもなんだかお茶目に見えるのは私だけだろうか?

恥ずかしそうに背を向け、物凄い執着心で背負いモノをする。一目散に走り、停まり、

そしてまた走る。



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ホヤカクレエビの仲間!? 体長10mm 水深14m


いつだって、甲殻類なのだ。
青春って、甘酸っぱくて、なんだかヤキモキして、いつだって甲殻類なのだ。


視野を広げてみて思う…オールマイティーは向いていないって。

ワイドに根暗…魚類&後鰓類に奮闘…でも戻ってくるところはなんでかここなのです。



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サンゴガニ科 ベニサンゴガニ属 アミメベニサンゴガニ 甲長15mm 水深35m



『君の写真は、たいして進歩していないんだよ。』と一蹴されたつい最近。

まぁ…そうなのかもしれない。一年を通して同じような生物を追いかけている。同じような

写真を撮っている。

でも、それでいいじゃないか。生物は巡るのだ。四季は巡るのだ。三國魂が馨るのだ。

昨年より良い写真を…一昨年より良いシチュエーションで…昨日よりも……

そんなこと考えながら撮る写真が一番愉しいのだ。


撮るぞ!甲殻類。潜るぞ!甲殻類。待ってろ!甲殻類。

あっ…でもたまに後鰓類もね。











2011年4月22日

青春のホモラの風景


何もないな 誰もいないな 快適なスピードで
道はただ延々続く 話しながら 歌いながら

カレンダーも 目的地も テレビもましてやビデオなんて
いりませんノンノン僕ら 退屈なら それもまたグー

名曲をテープに吹き込んで
あの向こうの もっと向こうへ

僕らの自由を 僕らの青春を
大げさに言うのならば きっとそういう事なんだろう…   by奥田民生 『イージュ★ライダー』




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ホモラ科 ホモラ属 トウヨウホモラ 甲幅:30mm 水深:42m



奥田民生の『イージュ★ライダー』が頭の中でendlessに流れている今日この頃。



風景に溶け込むトウヨウホモラ…

幅広い写真を、くだらないアイデアで、トウヨウホモラのユーモアは広角で撮るだった

のかな?今現在、観察出来ている甲王の穴は五箇所ある。

繁殖期なのか気まぐれなのか、一つの穴に中にニ個体隠れ住んでいることもある。

穴と穴は繋がっていたり、ふさがっていたり、愛を育むには少し深すぎるのが難点だが…






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大げさに言うのならば きっとそういう事なんだろう

誇らしげに言うならば きっとそういう感じだろう…♪





緑の春の海に…甲王の青春に僕の青春。。。





2011年4月18日

それが問題だ。

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ホモラ科 ホモラ属 トウヨウホモラ 甲幅:35mm 水深42m 水温14℃


 
 深みにハマっています。今、探している場所ではトウヨウホモラが4個体確認出来た。

一つの穴に3個体と少し離れた場所に1個体いる。突如として現れる『甲王』は背負う芸術の

カムフラージュバリエーションも豊富である。過去、抱卵個体や脱皮殻を確認・観察できたが

未だその生態を知る由もない。場所が場所なだけに地道に継続観察せねばならない。カイカ

ムリ属の一種やこのトウヨウホモラ…背負う系には止む無き探求心を注いでしまう。







2011年4月13日

甲王の資質

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ホモラ科 ホモラ属 トウヨウホモラ 甲幅:40mm 



第4歩脚の指部がかぎ爪状で、背におうザラカイメンを力強く掴んでいる。


水深38mの緑色の深場は少し恐怖を憶えてしまう程底がしれなかった。 私は、恐怖に背を

向け、ロマンを求めナメルように岩穴を探す。

甲殻類の王に君臨するトウヨウホモラを見つける。

岩穴にカムフラージュして鎮座しているその姿は神々しく、甲王の資質を持つに相応しい。

ロマンはここにあるのだ。


そして俊足で突っ走る甲王は、どこか無邪気な子供心を忘れぬ微笑ましい一面も持つ。





2011年1月27日

ホモラの子供


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ホモラ科 ホモラ属 トウヨウホモラyg. 甲長:1cm 水深:38m



『 甲殻類の王子 』が、上から転げ落ちてきた。



俊足と瞬隠を兼ね備える。

もはや蟹類という括りでは失礼極まりない。

岩上からカイメンが転げ落ち、脚が生え、左右前後苦にすることなく疾走していく。

迷いのない歩みが甲殻類の王たる所以。


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ガシガシ走り、ピタッと停まり、ガシガシ走る。

ファインダー越しに追いかけるのは無理な話である。

約一年ぶりの再会を果たした…

興奮のひと時でした。